狂骨の夢 感想

 狂骨の夢  京極夏彦


 おはこんばんわ。カノンさんですよ。


狂骨の夢 2回目読了したので感想を書きます。


 以下ネタバレ


 全二作とは趣きを変えた意欲作です。

魍魎の匣が傑作だったので、がらりと雰囲気を変えたのかもしれないですね。

フロイトやキリスト教など、今までの日本的なものからモチーフも変えています。そのせいか若干、狂骨のイメージがあまり上手くわかないです。

 ですが、後半は急に日本的な内容になってきます。唐突な感じがしないでもないです。

 ミステリーとしてはテンポもよく、最初から入れ替わりを示唆してるので、面白く読めます。

 どれが真実で、どれが妄想なのか、めくるめく目眩のような小説です。

 魍魎の匣からの継続を匂わせるのは、宗教的なことに多大なページをさいていることです。

しかし、前2作と同じくアンチミステリーであることには違いありません。

左右対称の家が隣同士に建っているなんて、思い浮かばないwwwしかもそれらしいヒントもなにもないwww

 西洋的な物事に憧れつつも、日本的なことに落ち着いた、小説の時代背景に沿った終わり方のような気もします。


 ではではまたね。



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